大人になった今になっても、自分が教育の道に進んだきっかけを鮮明に覚えています。小さい頃に「英語」という言語に初めて触れたとき「自分の名前は英語で何というのだろうか」という疑問が思い浮かびました。リンゴはapple、イスはchairというように、モノの名前は日本語と英語で全く異なる単語として対応しているのだと、小さい頃の自分は考えました。そのため、自分の名前も日本語と英語で全く異なる対応した単語が存在すると思ったのです。当たり前ではありますが、この疑問の答えは誰に聞いても当時の自分にとって納得いくものではありませんでした。後々考えると、周りの大人たちには悪気はなく、きちんと説明できる力を持ちながらも子ども相手ということもあり説明しなかったのかもしれません。しかし、高校生だった自分はこのような些細な疑問にきちんと答えられるような人になりたいと考えました。過去の小さな出来事によって、教育の道に進むことになりました。